節句(seasonal fest)の記事一覧

ひな祭り、昔から食べられている料理
春を無事に迎えられたことを喜び、
“これからも皆が元気で過ごせますように”と願うひな祭り。
ひな祭りには古くから伝わる伝統的なお祝い料理があり、
春の訪れを伝える旬の食材が使われています。

菱餅(ひしもち)

菱餅(ひしもち)緑、白、ピンク(紅)の3色の餅を菱形に切って重ねたものを飾ります。
下から緑・白・桃色の順番で、
“ 雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている ”春の情景を表現。

 

 

色にもそれぞれ意味があります。
桃色=” 魔除け “。解毒作用のある赤いくちなしが原料。
白=” 清浄・純潔 “。血圧を下げるひしの実。
緑=” 健康・新緑の生命力 “。強い香りで厄除け効果があるよもぎ。

ひなあられ

ひなあられおひなさまに春の景色を見せてあげる
” ひなの国見せ ”という風習がありました。
このときに春のごちそうと一緒にひなあられを持って行ったのが始まりで、
、菱餅を砕いて作ったというお話もあります。
桃色、緑、黄、白の4色でそれぞれ四季を表していると言われています。

 

白酒・甘酒

白酒・甘酒始まりは、桃が百歳を表す” 百歳(ももとせ) ”に通じることから、
桃の花を清酒にひたした ” 桃花酒(とうかしゅ) ”が飲まれていました。
桃は邪気を祓い、気力や体力の充実をもたらすということで、
薬酒のひとつとして中国から伝えられました。

江戸時代からは、
みりんに蒸した米や麹を混ぜて1カ月ほど熟成させた
” 白酒 ”の方が親しまれるようになりました。
” 甘酒 ”も、酒粕を使ったアルコールを含むものと、
ご飯に米麹を混ぜて一昼夜ねかせて作るアルコール度数1%未満の、
” 別名「一夜酒(ひとよざけ)」 ”があります。

 はまぐりのお吸い物

はまぐりのお吸い物ひな祭りの代表的な食べ物です。
はまぐりは2枚の貝がぴったりと合い、
他の貝殻とは絶対に合わないことから、
何事にも相性の良い結婚相手と結ばれて、
仲睦まじく過ごせる「夫婦和合」の願いも込められています。

 

その他にも、願いごとが叶うと言われるさざえや、
はまぐりの代用品としてあさりなどの貝類も使用されます。

ちらし寿司

ちらし寿司えび(長生き)、れんこん(見通しがきく)、
豆(健康でまめに働ける)など縁起のいい具が、
祝いの席にふさわしく、
三つ葉、卵、人参などの華やかな彩りが食卓に春を呼んでくれるため、
ひな祭りの定番メニューとなったようです。

 

ひな祭りを彩る食べ物の数々には、
子どもたちの末永い健康と幸せの願いが込めらています。

節句(seasonal fest)

ひな壇ひな人形
” 雛(ひな)人形 ”は、宮中の殿上人の装束(平安装束)を模しています。
主に婚礼を意味しています。

*殿上人(てんじょうびと )は、日本の官制において五位以上の者のうち、
天皇の日常生活の場である清涼殿南廂へ昇ることを許された者のこと。
清涼殿の殿上の間(ま)に昇ることを昇殿(しょうでん)と呼び、
これにあずかるのは五位以上の官人貴族(の一部)でした。

【 内裏(だいり)びな 】

内裏とは天皇の住まいである御所のことで、
お内裏様とお雛様が幸せの象徴となっています。
それぞれ天皇、皇后をあらわしています。

【 三人官女(さんにんかんじょ) 】

宮中に仕える女官をあらわしています。

【 五人囃子(ごにんばやし) 】

能のお囃子(はやし)を奏でる5人の楽人(がくにん)をあらわし、
謡(うたい)、笛(ふえ)、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、太鼓(たいこ)、
右から楽器が小さい順番に並んでいる。

【 随身(ずいじん) 】

弓矢をつがえて宮廷を警護する人です。
向かって右が左大臣で年配者、向かって左が右大臣で若者です。

【 三仕丁(さんじちょう) 】

宮中の雑用係で、15人のおひな様の中で、一番庶民的な人たちです。
日傘をかざしてお供する係、殿のはきものをお預かりする係、
雨をよける丸い笠(かさ)を竿(さお)の先にのせてお供する係を分担している。
怒り、泣き、笑いの表情から、三人上戸(じょうご)の別称もあります。

ひな祭り豆知識

●日本で初めてのひな祭りは?
1629年、京都御所で盛大なひな祭りが催されました。
天皇家が自分の娘のために開いたといわれています。

●ひな祭りの遊び方は?
江戸幕府が五節供を制定し、3月3日が桃の節供となると、ひな人形もだんだん豪華に。
自慢のひな人形を見せ合う” ひな合わせ ”
ご馳走をもって親戚を訪ねる” ひなの使い ”
ひな祭りは町をあげての楽しい行事となり、
美しいひな人形をもつことは町娘の夢でもありました。

●等身大?
ひな飾りがどんどん華美になり、
ついには等身大の人形まで登場。
庶民の贅沢を警戒する江戸幕府は、
人形の大きさを24㎝以下と決めました。

ひな始め(人形の飾り付け)

地方によっても違うようですが
” 雨水(うすい) ”の日に飾ると、良縁に恵まれると言われています。

*雨水(うすい)、立春から数えて15日目頃(2月19日頃)
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味。
草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。
春一番が吹くのもこの頃です。

ひな納め(人形の片付け)

3月3日を過ぎても飾っていると、
娘が縁遠くなるという言い伝えがあります。
これは、厄を移した人形を早く遠ざけたほうがよい、
早く片付ける=早く嫁に行く、
片付け上手な女性に躾ける、
などの親心からきています。

地域によっては旧暦(4月上旬)に片付け行うところもあります。

節句(seasonal fest)

ハナモモひな祭りの花、桃について!
開花時期
3月下旬から4月上旬頃に薄桃色の花をつける。
” 桃の花 ”は春の季語
淡い紅色であるものが多いが、
白色から濃紅色まで様々な色のものがあります。

《 学名 》Prunus persica
《 科名 》バラ科
《 属名 》サクラ属
*バラ科 (Rosaceae) はバラ目に属する植物の科の一つ。
*モモ亜属 Amygdaleae – 子房上位の核果で種子を1個含む。
▷サクラ属(スモモ属)Prunus –
▷アーモンド、アンズ、ウメ、サクラ、スモモ、モモ、キクモモ、サクランボ

なんと、サクラ・ウメも、同じバラ科です!

もも(桃)の木について、調べてみました

” 花びら ”は、五弁または多重弁で、多くの雄(お)しべを持つ。
*五弁(花びらが5つに分かれている花)

” 花柄(かへい) ”は非常に短く、枝に直接着生しているように見える。
観賞用の品種(花桃)は
源平桃(げんぺいもも)・枝垂れ桃(しだれもも)などあります。

” 桃の木の葉 ”は、桃葉湯(とうようよう)は夏の季語
お風呂の入浴剤として
*ただし、乾燥していない葉は、
青酸化合物を含むので換気に十分注意しなければならない

タンニンなど消炎・解熱効果の成分を葉に含んでいます。
あせもや湿疹、虫刺され、日焼けなど、
夏の皮膚トラブルに効果が期待できます。

桃葉湯(とうようよう)の入り方
生葉(30~40枚)を布袋につめて、15~20分間煮出します。
その煮汁を布袋ごと浴槽へ入れます。

桃” 桃の実 ”は7月から8月に実ります。
桃の実は秋の季語。球形で縦に割れているのが特徴的。
生食する他、ジュース(ネクター)や、シロップ漬けにした缶詰があります。
桃は食物繊維を多く含むため、老廃物排出効果があり、便秘の解消も期待できます。

 桃には、邪気を祓(はら)い不老長寿を与える植物

桃は2500年ほど前に中国で栽培されました。
日本には弥生時代以前に伝わったとされています。
桃の花は美しいだけではなく、
邪気を祓(はら)い不老長寿を与える植物として親しまれています。

ひなまつりには、花桃(はなもも)の花を飾ります

花桃(はなもも)の花は実桃の花に比べ少し大きい八重桜ぐらいの大きさで
色は桃色、白、赤などがそろい、実に華やかです。
枝を埋め尽くすように咲く桃の花は、
すくすくと成長していく女の子のようにも見えます。

3月3日 上巳(じょうし) 桃(もも)の節句、についてはこちら!

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